安く、早朝からの時間を有効に使えるのが夜行バスの良さ。しかし、女子にとって見過ごせないのが『メイク問題』です。
「メイクって、いつ落とす?」
「車内は乾燥しそうだなあ……」
「到着後、どこで化粧する?」
という考えが頭をよぎった人も多いはず。そこで今回は、夜行バスを利用する『夜行バス女子』260名にアンケートを実施。
皆がどう過ごしているのか、裏ワザやお役立ち情報なども交えて一挙公開します!
<目次>
【1】乗る時はすっぴん?オフするならいつ化粧を落とす?
【2】乗車中のお悩みと対策
【3】メイクはいつ・どこでするのがベスト?
【4】目的地別・メイクできる場所(東京・新宿・ディズニーリゾート、USJなどテーマパーク ・梅田・難波・名古屋・博多・天神)
【1】乗る時はすっぴん?オフするならいつ化粧を落とす?
【1-1】フルすっぴんが7割!
・乗るときはスッピンで行く!落として、洗って、は面倒だし、夜だからどうせ誰も見てないと思うことにしています。
・ある程度割り切って過ごしている
・化粧が椅子の背もたれに付かないよう気を使うので、化粧はしないようにしています。
と、今回最も多かったのが「すっぴん」。夜行バスの集合時間で最も多いのは22時~23時なので、知り合いにあう確率も少なめ。特に気にしない、という頼もしい女子が多いようです。
【1-2】第二位は、ポイントメイク派!
・眉毛がないと不自然なので、すっぴんでもそこだけは描いてます。
・下地を塗ることもある
・いつも通りではなく、BBクリームなど使い、薄化粧で肌の負担を減らしている
肌に負担はかけたくないけど、自分の気になる部分だけちょこっとメイクする女子が第二位。どれか1つならば、休憩時間にさっとオフできて便利なようです。
【1-3】オフするタイミングはいつ?
堂々の第一位は「お出かけ前」。家からバス乗り場へ向かう場合は、お風呂も事前に済ませるシッカリ女子も。
ただ、お仕事の後にバスに乗る方や、出かけ先からバスに乗る人は近くのパウダールームを利用しているもよう。車内でメイクオフする派も。
【1-4】ふき取りコットンシートに支持大!
トイレでも座席でも使えて便利!という理由でダントツ一位なのが、「ふき取りコットンやシートタイプの化粧おとし」。
「洗い流し不要」のタイプを選べば、洗面所の冷たい水で顔を洗う必要もありません。
中には普段からふき取りタイプのクレンジングを使用しており、コットンに含ませて持ち歩く人も。
【2】乗車中のお悩みと対策
夜行バス女子が抱える、バス内でのお悩みと対策法を調査しました。
≪夜行バスに乗る時、メイク関連で困っている事ランキング≫※複数選択可
1位……メイクする場所、オフする場所を探すのが大変!(67%)
2位……メイク道具・化粧落とし用品で荷物が増えちゃう(49%)
3位……車内の乾燥に困っています(40%)
4位……いつも通りのスキンケアができない(39%)
5位……他人にすっぴんをみられるのがイヤ。すっぴんで出かけたくない(18%)
6位……一緒の友人にすっぴんを見せたくない(7%)
【2-1】どこでメイク落とし・メイク完成させるかは大問題
・仕事が終わってからの乗車が多いので出発時間が早い時は漫喫に長居ができないのでばたばたしてしまう。
・メイクをしたくて到着地の駅のトイレへ行くと、メイクする人で混んでいる
・途中のSAでメイクしますが、場所と時間の戦いで大変です。
・往路到着後メイクする場所を探すのが本当に不安
3人に2人が「困っています!」と答えたのが、メイク場所の確保。
職場やライブ会場からバス乗り場に向かう場合、落とす場所や時間の確保が大変です。
もっと難しいのは、朝にメイクする場所。
定番は、途中休憩で立ち寄るSAや近くの駅トイレ。ですが、車内でする人もけっこういる模様。
こちらは、詳しく後ほど【3】メイクはいつ・どこでするのがベスト?と 【4】目的地別・メイクできる場所とでレポートします!
【2-2】スキンケア用品で荷物が増えちゃう
荷物をもったまま移動する夜行バスの旅。荷物はコンパクトに抑えたい所ですよね。
みなさん、試供品などをつかって工夫しているようです。
・クレンジングや洗顔、スキンケア用品はなるべく使い切りのものにして荷物を減らすようにしている。
・試供品等を持っていって荷物を減らす。
・出来るだけ荷物を少なくする為、使い捨てシートとかオールインワンの化粧品を持って行く
・メイフオフはふき取りで済むように液体のメイクオフ商品にし、化粧水もコットンに含ませ、チャック式の透明な袋に入れておく。
・クレンジングや洗顔、スキンケア用品はなるべく使い切りのものにして荷物を減らすようにしている。
その他、「オールンワンジェル」の機能性を使って荷物の軽量化に成功している女子もいました。
色々な効果がたった1つのケアで済ませられるのは、時間の限られたバス移動では活躍しそうです。
【2-3】車内の乾燥が困る!
・肌荒れがおこる。
・夜行バスはとても乾燥していて喉痛めたりもするのでぬれマスクは必須です……。
・乾燥するから化粧水を時々ふきかける。スプレー型の化粧水!
・乾燥を防ぐためにナイトクリームを塗り、マスクをして乗車します。
・保湿クリームと下地をのせて、バスに乗ります。乾燥も防げるし、そのままメイクできます。
・SAで水分補給後目元だけクリームか乳液付ける時もある
・乾燥するので、化粧水や美容液と言った基礎化粧品は必ず、寝る前にももう一度付ける。
なんと半数近くの女子が「乾燥」に悩まされています!これに対する工夫として、名前が挙がっていたのは「ナイトクリーム」と「マスク」。
中には寝る前にもう一度つける……という二重塗りで潤いキープしている女子もいました。中には保湿力の高い「ぬれマスク」を利用してしっかり喉をケアしている人も。
いずれの商品も近くのドラッグストアでさっと手軽に買えるので、次の日会社で会議……なんて時も頼れる強い味方です。
【2-4】いつも通りのスキンケアがしたい
特に敏感肌の人などは、いつもと違う環境下で肌トラブルが起きやすいもの。
愛用品は旅行用のボトルに分けて持ち歩くようにして、移動中できなかったケアを到着後にじっくりケアするのも手です。
ただ、時間と手荷物の「空き」にゆとりがないとなかなか難しいですね……。
【2-5】すっぴんはどう隠す?
≪すっぴんをごまかすために、何かつけていますか(複数回答可)≫
1位……マスク(65%)
2位……すっぴんそのまま!(30%)
3位……メガネ(26%)
4位……帽子(3%)
・5位……その他
≪その他の意見≫
・タオルを顔にまく
・アイマスク
・カラコン
・いつも流している前髪をおろす
最も多かったのはマスク。顔の大部分がこれだけでスッポリ隠れるので、同じすっぴんでも印象が違います。
アイメイクガッツリの女子は、縁の黒いメガネを装着すれば寂しい目元も気にならなくなるのだとか。
中にはカラコンで目元を盛っておく……という意見もありましたが、車内は乾燥しているので眼球に張り付いて取れなくなるかも。
そのまま眠って朝に目をこすったりすると、瞳にキズがつく可能性大。できるだけ安全な方法でごまかしたいものです。
【3】メイクはいつ・どこでするのがベスト?
【3-1】メイク開始のタイミング、多いのは「降りてすぐ」
夜行バス到着時間は5時台とかなり早め。たっぷり時間があるので、無理に休憩時間や車内で慌ててお化粧を始める必要はなさそうです。
【3-1-1】課題は、「メイクできる場所」探し
朝5時だと空いている施設が少ないため、パウダールームを探すのに一苦労しがち。実際、アンケートでは3人に2人が場所探しに悩んでいるご様子。
【3-1-2】定番は駅トイレ。穴場はネットカフェ
いつでも使えて、探しやすいのは駅構内とネットカフェ。その他、ラウンジやスパ施設などがあればそちらもおススメですが、場所が限られているので下調べが必要です。
【3-2】次に多いのは「車内でメイク開始」
アンケートの結果、車内メイク女子が意外にも多いことも分かりました。実際はどんな感じなのでしょう。
【3-2-1】メリットはすぐ行動開始できること
たとえば到着地がテーマパークだったりすると、時間との戦いがシビアだったりします。
入場ゲートの近くは混み合うことが予想されるため、「着いたらすぐ行列に並ばなきゃ!」なんてことも。そんな時は、やむなく車内でメイクをスタートする女子も多いようです。
【3-2-2】実はデメリットも色々あります
・車内が揺れるのでメイクがしずらい。
・日焼け止めだけは、バスの車内で塗りたいですが、暗く狭い座席で、それすらもなかなか難しいです。
・酔ってしまうし、スキンケア用品・メイク用品を置くテーブルが無いのでバス内でメイクオフ、メイクアップするのは不可能です。
・2列シートとか、カーテンがあるときはいいけど、なんにもなくて真ん中の席だったときはさすがにメイクできなかった。
上記のように、車内はどうしても揺れるので、細かな作業には向きません。(他の人の目線も気になります)
また、お化粧品独特の香りは周囲の迷惑になることも。やむを得ない場合は、無香料のものを心がけましょう。
【3-2-3】マナーも大事!気をつけたいこと
リキッドファンデーションや化粧水がこぼれて椅子についたりすると、周囲の迷惑になります。
特にリキッドファンデはとれにくいので、万が一隣の人についたら大変!また、香料の入った化粧水やクリームも、慣れない人には匂うことがあるようです。
できるだけ車内でのトラブルを控えるために、お化粧は車外で済ませられるようにしましょう。
【3-3】そのほかのメイク開始タイミング
【3-3-1】乗車中のトイレ休憩
トイレ休憩で「洗顔~ケア~ベースメイク」まで済ませておくことが可能。ナチュラル派は少し後から色を足すだけで完成です。後でじっくり細かく仕上げたい人は、そこから先を到着後に行なうと良いでしょう。
【3-2-2】目的地に着いてから開始する
限りなくそれぞれの目的地に近づいてから、予定時間までゆっくりメイクする人も。その間はすっぴんですが、メガネやマスクでうまくごまかせば一番ゆとりある行動ができるかもしれませんね。
【4】目的地別・メイクできる場所
全国の夜行バス利用者が多いスポット近くで、メイクができる場所がないか調べてみました!
今回、「今後ほしい女性向けサービスは」という質問には、メイクや着替えのできる場所というリクエストが多数寄せられました。
すぐに新設は難しいけれど、大きな駅近辺には使える場所がいろいろあります。
利用しやすいのは駅トイレ(できれば清潔で、メイクスペースのあるところ。)、マンガ喫茶、入浴施設、バス会社が用意している待合ラウンジなど。
よかったら参考にしてみてください!
<ラインナップ>
・東京
・新宿
・ディズニーリゾート、USJなどテーマパーク
・梅田
・難波(なんば)
・名古屋
・博多
・天神
【4-1】東京駅
・東京駅構内にある八重洲地下中央口女子トイレ
★着替え台のついた個室とパウダールームあり
◎アクセス……各線「東京駅」八重洲地下中央口を入ってすぐ左手
◎利用時間……4:30~翌日1:00
・東京駅近くの黒塀横丁にあるトイレ
★化粧用のパウダーコーナーと着替え台あり
◎アクセス……各線「東京駅」八重洲北口を出て、左手の階段を地下1階へ
◎利用時間……7:00~22:00(日曜日のみ21時)
・『東京VIPラウンジ』
★特徴⇒ゆったり座れて、充電などもできる!
◎アクセス……各線「東京駅」より徒歩6分
◎利用時間……6:00-24:30(一般の受付は1時間前に終了)
◎利用料金……一般1時間300円(フリードリンクつき)、VIPライナー利用者一部無料
【4-2】新宿駅
・女性専用サウナ『ルビーパレス』
★特徴⇒女性スタッフのみで安心。
◎アクセス……
・西武新宿線「新宿駅」北口より徒歩5分
・JR山手線「新大久保駅」より徒歩9分
・都営大江戸線「東新宿駅」より徒歩5分
◎利用時間……24時間
◎利用料金……3時間1,500円
・女性専用スパ『リ・ラックスパ』
★イチオシ!な特徴⇒すべすべ美肌のお風呂あり。
◎アクセス……
・JR線、小田急線「京王新宿駅」より徒歩5分
・西武新宿線「西武新宿駅」北口より徒歩1分
・地下鉄各線「新宿駅より」徒歩5分
◎利用時間……24時間
◎利用料金……昼2,900円、深夜帯3,500円
・『新宿VIPラウンジ』
★特徴⇒ゆったり座れて、充電などもできる!
◎アクセス……JR線、小田急線、京王線「新宿駅」7番出口より徒歩2分
◎利用時間……5:30~9:30、15:00~24:30(※一般利用受付は終了1時間前まで)
◎利用料金……一般1時間300円(フリードリンクつき)、VIPライナー利用者一部無料
【4-3】ディズニーリゾート・USJ
テーマパーク近くのトイレや周辺施設はどこも混雑し、入場ゲートとの間も遠いため落ち着いてメイクしづらいでしょう。おすすめは、到着前最後のSA休憩時。ディズニーランドであれば、最後の休憩ポイントである、『海老名サービスエリア』がおすすめです。
【4-4】大阪・梅田
・『大東洋レディススパ』
★特徴⇒サウナや岩盤浴もあり、足をのばしてリフレッシュ!
◎アクセス……
・阪急各線「梅田駅」より徒歩8分
・地下鉄谷町線「中崎町駅」より徒歩3分
◎営業時間……昼12時〜翌朝10時(日曜日のみ昼12時〜23時)※祝日の場合要注意
◎利用料金……
・1時間1,100円
・学割90分プラン800円(学生証の提示必須)
・レギュラー2,100円(最大17時間利用可)
・中津駅のトイレにあるメイクスペース
★プラザモータープールの場合のご利用に便利!できたばかりで便利です。
◎アクセス……市営地下鉄御堂筋線「中津駅」内4番出口側
【4-5】大阪・なんば
・『なんばVIPラウンジ』
★特徴⇒メイクだけでなく、様々な設備が便利。
◎アクセス……地下鉄御堂筋線「なんば駅」6番出口より直結
◎営業時間……7:00~9:30、20:00~23:30
◎利用料金……一般1時間500円(フリードリンクつき)、VIPライナー利用者一部無料
【4-6】名古屋駅
・インターネットコミックカフェ『マンボー名駅本店』
★特徴⇒時間を気にせず、ゆっくりとメイクにこだわれる。
◎アクセス……名古屋駅徒歩1分
◎営業時間……24時間
◎利用料金……はじめの30分100円 ※延長料金(15分)110円
女性専用フロアがあり、そちらにもシャワーブースあり(タオル代別)
・『ニューグランドレディサウナ 名古屋駅前店』
★特徴⇒身支度のついでに、ゆったりお風呂も入れます。
◎アクセス……JR線、地下鉄桜通線・東山線「名古屋駅」太閤通口より徒歩3分
◎営業時間……24時間(ただし8:30~10:00は清掃中)
◎利用料金……5時~翌日2時の間は2,200円、0時~12時3,100円
・『名古屋VIPラウンジ』
★特徴⇒100円でクレンジングと乳液が購入可能!
◎アクセス……JR線、地下鉄桜通線・東山線「名古屋駅」太閤通り口より徒歩3分
◎営業時間……5:30~9:00、21:00~24:00
◎利用料金……一般1時間500円(フリードリンクつき)、VIPライナー利用者一部無料
【4-7】博多駅
・博多バスターミナル8階にある『メディアカフェ・ポパイ』
★特徴⇒JR博多駅から徒歩1分の好立地。
◎アクセス……JR線「博多駅」博多口より徒歩1分
◎営業時間……24時間
◎利用料金……最初の1時間560円、以後10分110円
・『八百治の湯』
◎アクセス……JR線「博多駅」より徒歩5分
◎営業時間……【午前】6:30~9:30 (最終受付 9:00)【午後】12:00~24:00 (最終受付23:30)
◎利用料金……750円
・『アーバンスパ湯らら』
◎アクセス……JR線「 博多駅」徒歩11分
◎営業時間……11:00~翌日02:00
◎利用料金……650円
【4-8】天神
・天神高速バスターミナル
★特徴⇒女子トイレが広々としており、パウダールームも新しくてキレイです。
◎アクセス……地下鉄空港線「天神駅」より徒歩4分(ダイレクトイン可)
◎営業時間……24時間
≪終わりに≫
女子力をキープしながら夜行バスの旅を楽しむには、『メイク問題』をどう乗り切るかが重大なポイントになります。
せっかくの旅行ですから、バッチリお洒落に気をくばってベストな状態で楽しみたいですよね!
色々な方法がありますので、ぜひ参考に目を通して頂いて、自分にとってベストなものを選んで取り入れてみてください。
皆様の感想、コメントなどお寄せください