高速バスに乗車するとき、大きな荷物でも預けることができる?
何個でも可能?と気になるところ。
そんな疑問を解消!高速バスに預ける荷物についてお答えします。
―目次―
【1】高速バスのトランクルームについて
「高速バスはトランクルームがついているだろう。」そう思った方が多いはず。
実は、トランクルームが無いバスもあります。またあったとしても預けられる荷物の大きさに制限があります。
では具体的にみていきましょう。
1-1.トランクルームの有無
トランクルームの有無に関しては、バス会社によって異なります。
預けたい荷物があるなら、予約前に確認しましょう。
多くのバスにトランクルームはついていますが、2階建てのバスになると、1階が座席になるため、トランクルームがついていないことも・・・。
ただトランクルームがついていないバスでも、荷物スペースを確保しているバスはあります。
トランクルームの有無に関しては、予約サイトに記載していることが多いです。分からなければバス会社へ問い合わせしましょう。
1-2.預かり可能な荷物のサイズ
荷物の大きさでみなさんが基準にするものは、飛行機内に持ち込めるサイズではないでしょうか。
機内持ち込みサイズは、縦・横・高さ、3辺の合計が100cm以内を1人1点までとなっています(国内線100席未満)。
バス会社によって規定のサイズは違いますが、ほとんどのバス会社も機内持ち込みサイズと同じ大きさ・個数ならOKにしています。
ただし例外もあるので、念のためトランクルーム有無の問い合わせの際に、預かり可能な荷物サイズもいっしょに問い合わせましょう。
また、バス会社は荷物の紛失や破損の補償はしておらず、自己責任となります。
納得した上で、トランクルームにお預けください。
1-3.預かりNGの荷物
「じゃあ規定のサイズ内なら、何を預けてもいいの?」そう思った方もいるはず。
答えはNO!あくまで、トランクに預ける荷物は旅行用品(衣類等)が前提としています。
そのため残念ながら規定のサイズ内でも、預かり不可の物が多々あります。
一例として、
- 危険物(爆発物・引火しやすいもの・刃物)
- 折りたたみ自転車
- 楽器
- ペット類
- ゴルフバック
- スポーツ用品など
- 縦長・うす型のもの(竹刀など)
などあります。
上記以外でも壊れやすい物は、破損の補償ができないため、預かってもらえません。
もちろん、スーツケースでも規定の大きさを超えたら預かり不可になります。
【2】車内に持ち込める荷物は?
今まではトランクルームの荷物のお話でしたが、今度は車内の持ち込み荷物についてみてみましょう。
貴重品などはトランクルームに預けず、小さめの鞄にまとめて、車内に持ち込みましょう。
膝の上などに置いて、ご自身でしっかり管理してください。
【3】よくある質問
ここからは、筆者が以前勤務していた高速バスの予約センターで、お客様から多かった問い合わせをご紹介します。
3-1.Q1:荷物が規定の大きさを少し超えそう。なんとか預かってもらえませんか?
A:規定の大きさを超えている以上、現地でお断りされる可能性があるので、規定内でご準備ください。
3-2.Q2:現地でお断りされたらどうしたらいいですか?
A:荷物をコンビニ等で発送すれば乗車できますが、バスは定刻に出発するため、待つことはできません。
また乗車を諦め、その場でキャンセルを申し出ることもできますが、キャンセル料は発生しますので、ご注意ください。
3-3.Q3:トランクルームが無理なら、車内の自分の座席に置いたらいいですか?
A:大きな荷物は他のお客様のご迷惑になります。貴重品等小さめの荷物以外、車内に持ちこみはやめましょう
また、スノーボードや楽器を席に持ち込んで、たてかけるという人もいますが、急ブレーキの可能性や就寝中は管理できないことからお断りしています。
3-4.Q4:荷物が規定の大きさを超える場合、どうしたらいいですか?
A: 事前に目的地に発送するなど、バス以外での運搬方法をご検討ください。
3-5.Q5:預けた荷物に関して、破損などの補償はされますか?
A: バス会社は補償していません。心配な方は、荷物の破損補償が含まれた保険加入をご検討ください。
3-6.Q6:網棚に荷物は置けますか?
A: バスによって網棚がないバスがあります。またあったとしても網棚のスペースがせまいこと(コートが置けるかな?くらい)と、カーブ等で車体が揺れた場合、荷物が落下する恐れがあるので、網棚に置くことはお奨めしていません。
3-7.Q7:大きい荷物が2点あるけど、2点ともトランクルームに預けることは可能ですか?
A: 多くのバス会社は1人につき1点の預かりですが、2点預かり可能なバスもあります。
事前にバス会社へ問い合わせてください。
いかがでしたでしょうか。
長距離バスを利用する方は、荷物が多いかと思いますが、
1台の車両を約40名で利用するので、ゆずりあいが大切です。
こちらを参考にして、準備してみてください。
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