夜行バスに乗るとき、何を持っていくか。あれこれ考えてみても、いざ出発となると「これで全部かな?もっと何かあるんじゃないかな?他の人はどうしているんだろう??」……と、不安になる人は少なくありません。
ここでは、夜行バスならではの【必ず持っていくもの】と、【快適に過ごすためのおすすめアイテム】をリストアップ。そして、旅行や就活、テーマパークなど、旅の目的別の【あったら便利なもの】も、口コミや体験談をもとにピックアップしました。
<目次 兼 チェックリスト>
【1】必ず持っていくもの
【1-1】ネット予約の場合
┗予約メール ┗乗車チケット ┗領収書
□ 予約確認メール □ 乗車チケット/乗車票 □ 領収書
【2】快適に過ごせるアイテム
【2-1】リピーターの定番アイテム
□ エア枕(首まくら)□ マスク □ 耳栓 □ アイマスク □ 飲み物・軽食
【2-2】女性ならではの定番アイテム
□ 化粧落としシート □ハンドクリーム・化粧水スプレー □ 使い捨てスリッパ+ソックス □ メガネ(伊達でもOK)
【3】シーン別・あると便利なもの
<真冬> □ カイロ
<真夏> □ 制汗スプレー □ 汗ふきシート
<スキー・スノボ> □ 朝食
<テーマパーク> □ ピクニックシート
<コンサート遠征> 応援グッズの注意
<コミケ> □ 朝食 □ チャックなどで閉じられる折り畳みカバン
【4】意外と使わないもの
ひざ掛け(ブランケット) 酔い止め 携帯ゲーム機
【1】必ず持っていくもの
必ず必要なもの、それは乗車時に必要なチケットなどの書類です。
コンビニや、バス会社の窓口(カウンター)で予約した場合は、その場でチケットを渡してもらえます。
では、ネット予約のときは何を・どうやって受け取ればいいのでしょう。
【1-1】ネット予約の場合
予約サイトや、申し込んだ便、選んだ支払方法によって必要なものは変わります。
「口頭で予約者の名前を言えば乗れる」という、極端にいえば手ぶらで乗れるバスもあります。
一方で、「ネットで取得した乗車チケット画面を、自分で印刷しなければならない」というケースもあります。
今回の予約で必要なものは、予約時に届いたメールに必要なもの・情報がすべて記載されています。必ず確認しましょう。
ここでは、代表的な持参物をご紹介します。
┗予約メール
┗乗車チケット
┗領収書
□ 予約確認メール……必須度:★★★★★
高速バス予約サイトを使った場合、予約時にメールが届きます。携帯電話で受信するか、印刷するかして必ず持っていきましょう。
なぜなら、予約番号・便名・スケジュール・乗り場・乗り場の地図URL・問い合わせやキャンセルの連絡先など、必要な情報が網羅されているから。
特に大切なのは、地図のURLです。
慣れないバス停探しに時間がかかって乗り遅れ、という人が後を絶ちません。スマホで見れるようにするか、パソコンでメールを受け取って地図を印刷するかしましょう。
□ 乗車チケット/乗車票……必須度:★★★★★
ネット予約の場合、郵送されるケースはほとんどありません。主な受け取り方は下記があります。
・メールやマイページ等で乗車票(チケット)を受け取り、スマホ等の画面で係員に見せる
・メールやマイページ等で乗車票(チケット)を受け取り、自分でプリントアウト
・コンビニで受け取り
・そもそもチケットが必要ない
(名乗ったり予約番号を申し出たりするだけ)
□ 領収書 ……必須度:★★★★★
コンビニ決済などで予約後に支払った場合、持っていきましょう。
(予約と同時にクレジットカード決済などで支払った場合は領収書がありません)
【2】快適に過ごせるアイテム
夜行バスリピーターであればほとんどが持っていっている、定番アイテムがあります。
【2-1】リピーターの定番アイテム
□ エア枕(首まくら)……必須度:★★★★☆
空気を吹き込んで凹型に膨らませます。これを肩につけると、寝ている間、頭と首を支えてくれます。
座って寝ようとすると、頭の置き場所に困るもの。普段の生活からは想像できないくらい、首・肩に負担がかかります。あると無いとでは大違いのアイテムです。100円ショップで買えるので、ぜひ用意してください。
□ マスク……必須度:★★★★☆
これも定番アイテム。冬に限らず、いろんな効果があります。
・年間通して非常に乾燥する車内で、のどを守る
・口を開けて寝ていても恥ずかしくない
・女性の場合、スッピンを隠せる
□ 耳栓……必須度:★★★☆☆
夜行バスでは、多いときは約40人が一緒に一晩を過ごします。
みんな寝ている時間でも、身じろぎする音や寝息が聞こえてしまいます。
またバスの走行音も、高速道路を走るのでそれほど大きくはないものの、気になってしまうかもしれません。
耳栓があれば、周りの音をシャットアウトOK。
照明が落ちていると、やっと一人になれたようなリラックス感があります。
ただ、SA休憩などのアナウンスも聞こえなくなる可能性が。
トイレ休憩をとりたいなら、少し考え物です。
□ アイマスク……必須度:★★★☆☆
「普段、寝るときは電気を全部消す派」な人には必須のアイテム。
基本的にカーテンを閉め切って走行しますが、どうしても運転席のフロントガラスなどから、多少は車内に光が入ってきます。
また、夜行バスの中には、東京⇒新宿⇒横浜、と複数のバス乗り場を経由するケースがあります。
この場合、最後のバス乗り場を通過するまで、バス車内は照明がついたままです。
一刻も早く寝つきたいときは、やはりアイマスクが活躍するでしょう。
□ 飲み物・軽食……必須度:★★★☆☆
飲み物は、ミネラルウォーターやウーロン茶などさっぱり系がオススメ。
ペットボトルで持っていきましょう。(ドリンクホルダーの無いイスも多いので、蓋ができない缶や紙コップはNG)
食べ物は、マナーとして食べるときに音がせず、匂いもないものにしましょう。
カロリーメイトや軽めのパンがオススメです。
詳しくは、こちらの記事で。
【2-2】女性ならではの定番アイテム
□ 化粧落としシート……必須度:★★★☆☆
お湯でオフできない夜行バスの旅には欠かせません!
□ハンドクリーム・化粧水スプレー ……必須度:★★★☆☆
とにかく夜行バス車内は乾燥します!気になるタイプの人はぜひ。
※ハンドクリームは無香料がオススメ。狭い車内です、香りが強いものは避けましょう。
□ 使い捨てスリッパ+ソックス……必須度:★★★☆☆
靴をはいたまま一晩過ごすのはイヤ。(ブーツとか論外!)
でも、素足だと深夜は冷えてしまう。
その対策がスリッパ+ソックスです。
スリッパは100円ショップのもので十分。
さらに、一晩座って過ごすと、足がむくみやすいです。
(私は、降りたあとパンプスが入らなくて泣きそうになったことがあります……)
そこで着圧ソックス!むくみ対策に効果があるソックスにすれば、冷えずにスッキリ、安心です♪
□ メガネ(伊達でもOK)……必須度:★★☆☆☆
スッピン隠しのマストアイテム。
マスクをつければさらに安心・カンペキ!
【3】シーン別・あると便利なもの
【3-1】真夏
□ 制汗スプレー(無香料)……必須度:★★☆☆☆
4列シートバスの場合、知らない人の隣で一晩過ごすことになります。
もし匂いが心配なら持っていきましょう。ただし無香料で!
□ 汗ふきシート……必須度:★★☆☆☆
寝る前にスッキリ!
【3-2】真冬
□ カイロ……必須度:★★★☆☆
車内が予想以上に冷えるとき、おなかが痛くなりそうなとき、強い味方になってくれます。
貼らないタイプのほうが、状況に応じて使えるので便利。
【3-2】スキー・スノボ
□ 朝食……必須度:★★★★☆
バスは早朝に着くため、滑るまで時間があります。
食事をとってゲレンデオープンを待ちたくても、ファミレスやコンビニはほとんどありません。
おにぎりやパンなどを持っていけば、オープンと同時に滑れます。
乗る前にコンビニなどで買っておきましょう。
<テーマパーク(ディズニーランド、USJ、富士急ハイランドなど)>
園内で身軽に遊びたいし、帰りはお土産をいっぱい買いたいですよね。
そのためには、出来る限り荷物は抑え、身軽に行くこと!
とはいえ、持っていきたいアイテムがあります。
□ ピクニックシート……必須度:★★★★☆
夜行バスは早朝に着くため、開園まで時間があります。
アサイチで入園できるのはいいのですが、待ち時間が2~3時間ということも。
待つ間も、ピクニックシートがあると座って待つことができます。
こちらの記事も参考に。
>> 格安の夜行バスで最も快適にディズニーに行く全貌と秘訣
>> 最安値情報|USJに夜行バスで行くお得な完全まとめガイド
<コンサート遠征>
特に「コンサートならでは」という持ち物はありません。ただ、一つ注意したいのは、応援グッズ。
ほとんどのバスは、トランクルームに荷物を預けることができます。
ただし、ここにウチワやライブTシャツなどを入れるのは、少し危険。
たくさんの旅行カバンがぎゅうぎゅう詰めになっていることがあり、壊れたり、シワが寄ったりする可能性があります。
現場で使いたい大切なものは、袋に入れて座席に持ち込んだ方が無難です。
<コミケ>
□ 朝食……必須度:★★★★☆
バスは早朝に着くため、食事する時間はたっぷりあります。
でも、せっかく早く着いたのに、コンビニを探していたら、入場待ちの列はその間に増えてしまいます。
そもそも、駅や会場周辺のコンビニは、この日は常に品薄。
おにぎりやパンなどを持っていけば、待っている間に食べられます。
□ チャックなどで閉じられる折り畳みカバン……必須度:★★★★☆
戦利品を宅急便でなく持って帰る場合の持ち物です。
バスのトランクルームに荷物を預けることができますが、閉じられないカバンだと、バスが揺れたとき中身が散乱してしまう可能性が。
何十個という荷物が詰め込まれるトランクルームなので、きっちり閉じられるカバンを持っていきましょう。
【4】意外と使わないもの
【4-1】車内のアメニティとの重複に注意
近ごろの夜行バスは、車内での貸出品やアメニティが充実しています。
スタンダードなのはひざ掛け(ブランケット)。夜行バスの9割近くで各座席に用意されています。
このほか、スリッパやアイマスク、エアクッション、さらにはミネラルウォーターや歯ブラシなどがついているバスも。
ネット予約なら、予約時のバス紹介文に記載されているので、持ち物準備の前に確認しましょう。
【4-2】車内で使わないという声が多かったアイテム
□ ひざ掛け(ブランケット)
ほとんどの夜行バスで貸し出しされていますので、持参しなくても大丈夫。
(※チケット購入時に有無を確認しておきましょう。少ないものの、貸出がないバスもあります)
□ 酔い止め
ずっと高速道路を走る(=まっすぐ・揺れにくい)ので、あまり酔いません。
もちろん、酔いやすい人は用意した方が無難ですが、「意外といらなかった」という声がチラホラ聞こえるアイテムです。
□ 携帯ゲーム機
消灯後の夜行バスでは、スマホやゲーム機など光る画面の使用はNGです。
真っ暗な車内で使うと、周りの人がまぶしく感じるためです。
「寝付けないかもしれないから、暇つぶしに……」という人もいますが、実際には使えないのでご注意を。
(どうしても夜間にスマホやゲーム機を触りたい場合、座席間カーテン付のバスや、座席が個室ブース型の高級バスを選びましょう)
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