2017年6月12日に開催された、WILLER株式会社の発表会「NEXT WILLER」。
バスラボ編集部も取材にいってまいりました。
当日は、様々なプロジェクトがリリース。
海外展開など、夢のある話が多くリリースされましたが、国内旅行の高速バスユーザーとして気になったニュースを2つご紹介。
WILLERの新たなロゴマーク発表
高速バス愛好者の方なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
WILLER EXPRESSのピンクのバス車体、そしてロゴ。
あのおなじみのロゴが、なんとリニューアル。
100年先まで使えるものを、とデザインされたという新ロゴマーク。
シンプルながら個性がある、という点では、これまでのロゴマークと共通しているのかも。
WILLERバスターミナル梅田が変わる!?~WILLER ゲートウェイ構想~
バスタ新宿オープンにより、利便性は向上した。しかしそれは、今まで高速バスに乗っていなかった人を動かすものだったのか。
そんな問いかけを提示した、代表取締役 村瀨 茂高氏。
高速バスの市場規模は今、ゆるやかな横バイ線を描いています。
ここからもっと伸びるためには、どうすべきか。今はバスに乗っていない人が、なぜ乗らないのか、どうなったら乗るのか。原点にたちかえって考えていきたい、と村瀬氏はいいます。
また、今後さらに増えるだろう海外からの訪日客に向けて、本当に日本を堪能できる交通の整備が必要。それは、ただのインフラとしてのバス発着でなく、新たなエクスペリエンス提供の場であると話されました。具体的には……
- 明確な発着場所であること
- その場所ができることにより、これまでサービスを提供できなかった交通事業者が、新たなサービス展開ができる(その事業者は、バス会社に限らない)
- そして、さまざまな事業者が、いろんな国からくる訪日客のインサイド(内側)に応えるサービスをつくる
そんなプラットフォームをまずは都市などに作り、各地方に人を送っていきたいというプランでした。
まずはこの夏、WILLERバスターミナル大阪梅田から、そういったプラットフォームづくりを開始していくとのこと。
ただ、残念ながら、具体的な内容は明かされませんでした。
とはいえ夏はもう目の前。楽しみに待ちたいと思います。
このほかにも、
- KADOKAWAグループの旅行会社「クールジャパントラベル」に出資。
KADOKAWA作品の聖地巡礼ツアーをともに展開 - 「周遊バスで巡る ヨーロッパジェニック旅」
- ベトナムでの『ジェニック旅』スタート
――WILLERの粋をこらして開発されたハイスペック車両”ジェニックビーグル”をチャーター。
自分が行きたい場所へと自由な旅を実現。
などなど、多様な展開が発表された第一回「NEXT WILLER」。
発表中に”何の会社かわからないような”といった言葉が出ましたが、本当に幅広い内容でした。
さて、これからどう実現していくのか。高速バスファンとして楽しみにしたいと思います。
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