お値段重視?ゆったり重視?東京~大阪間のバスを選ぶコツ

公開日:2014/7/23

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東京大阪バス仕事、旅行、帰省、ライブ……。移動する機会の多い東京~大阪間を、「可能な限り安いバスを予約したい!」と思っていませんか?バスは種類が豊富で、料金の変動が激しいため、「相場が分からない」「どうすれば安いバスを予約できるのか
分からない」と悩んでいる方が多くいらっしゃいます。一方、「安く行きたいけど、疲れるのは嫌」という方も多いかと思います。
今回は東京~大阪間の安いバスを予約するコツ、そしてゆったりできるバスの見分け方を、高速バスのコールセンタースタッフ経験者の視点からお伝えします!

1.安いバスの選び方
1-1.シートタイプの選択で安くなる
1-2.出発日や昼行便・夜行便で安くなる
1-3.予約するタイミングで安くなる
1-4.予約方法で安くなる

2.快適さを重視したバスの選び方
2-1. シート幅ゆったりタイプ
2-2.足元ゆったりタイプ
2-3.あったら嬉しい快適な設備
2-4.高級バスVS新幹線

3.東京~大阪間のバスはどこで乗れる?
3-1.東京の主要な乗車地
3-2.大阪の主要な乗車地
3-3.バスの乗降車に便利な待合所

1. 安いバスの選び方

高速バスは、バス会社・出発日時・購入方法によって料金が大きく異なります。そのため、安いと思っていたバスが次回予約時に値段を見ると、高くなっているということはよくあることです。では、どうすれば安くバスを予約できるでしょうか。

1-1.シートタイプの選択で安くなる

最も格安のシートは、4列シートで通路を挟んで2列と2列に分かれる、最もスタンダードなタイプです。ただし、バスに慣れない方は疲れてしまうかもしれません。少しゆったりしたい方は、4列の中でも「ゆったり」「のびのび」と書かれているタイプを選びましょう。若干値段が高くなりますが、縦の列数が少ない車両のため足元が広くなり、リクライニングもしやすくなります。また、通常の4列シートにコンセントが付いているタイプもあります。これは値段があまり変わらないケースが多いのでお得感が大きいです。

4列シート座席表4列シート車内

1-2.出発日や昼行便・夜行便で安くなる

旅行のように、高速バスも出発のピーク日は値段が高くなります。裏を返せば、ピークを避けると安くなるということです。
下のグラフは、6月のある週にあるサイトで販売されている、昼行便と夜行便を出発日別にして、最安値料金を比較したものです。このように昼行便のピーク日は土・日、夜行便のピーク日は金・土です。
特に、夜行便はピーク日とそうではない日の料金差が2,500円もありました。もし、いつもでも移動が可能な場合は、ピーク日を避けて出発日を選択しましょう。曜日別料金比較

昼行便と夜行便の曜日別最安値比較

1-3.予約するタイミングで安くなる

次に「いつ予約するか」によってお得に予約できるケースを見てみましょう。

【ピーク出発日は早めに予約する】

ピーク出発日の場合、出発ギリギリになると安い便は満席になります。特に週末や連休などの人気出発日の予約は早く取りましょう。
また、早く予約をするとお得な「早期割引」を設定しているケースもありますので、アイコンや便名でチェックしてみてください。

【閑散期は細目にチェックし安い便を狙う】

出発日が近づくと値段が下がることもあります。特に平日の出発で、残席数にゆとりがある場合に多くみられます。「間際割引」のような名前を付けているバス会社もあります。細目にバスを検索して、料金の変動をチェックしましょう。

【キャンペーンを狙う】

時期によって安いキャンペーンを実施しているサイトがあります。中にはワンコイン(500円)で東京~大阪間のバスが販売されることもあります!キャンペーンの実施日を事前に告知していない場合もあるため、メルマガやSNSの登録で情報をゲットしましょう。

1-4.予約方法で安くなる

高速バスの予約方法にはインターネット・電話・窓口購入などがあります。どの方法でも同じ金額で販売しているバス会社もありますが、インターネットの予約が一番安いケースがほとんどです。
インターネットで予約をするとき、高速バスの予約サイトはたくさんあります。その中でサイトは、バス会社自身で運営しているサイト(自社サイト)と、様々なバス会社の便を一括で検索できるサイト(ポータルサイト)に分かれます。
自社サイトの場合、検討できる便数が限られますが、前述したようなお得なキャンペーンが多く、割引額も大きいです。
ポータルサイトの場合、自社サイトのように大幅な値下げキャンペーンは少ないですが、付与されたポイントで他のバス会社の割引を受けられたり、ポイントが倍になるキャンペーンを実施していたりします。

2.快適さを重視したバスの選び方

ここまでは安いバスの選び方をご紹介しましたが、ビジネス需要の高まりや、高速バスを使う年齢層の高齢化により「安さより快適さ!」という声が激増しています。では快適に過ごせるバスはどのように見分ければよいでしょうか。

2-1. シート幅ゆったりタイプ

シート幅が広いか狭いかは、横の列数や通路数によります。
一番シート幅がゆったりしているものは2列シートです。隣とも隣接していないため個室感覚で快適です。
次にゆったりしているシートは、3列(2×1)シートです。通路が1本のため、通路が2本ある3列独立シートに比べ、シートの横幅が広くなります。また、3列独立シートより料金が安いケースが多いです。

 

座面表※シート幅は肘掛部分を含んでいます。
※ 最後列の席数は車両によって異なります

2-2.足元ゆったりタイプ

足元がゆったりしているかどうかは、縦に何席配置されているかによります。
現在運行しているもので、縦の席数は最大12席、最小7席です。席数が少ないほど足元がゆったりし、リクライニングの角度も大きくなります。そのため、背の高い人は4列、3列のようなシートタイプより、座席表を見て縦の席数をチェックすることをお勧めします。なお、電動のスライドシートで前方にスライドするタイプの座席は、前後に気を使わずリクライニングできますが、足元の幅は若干狭くなってしまいます。

足元間隔

※シート間隔は、足元から背もたれまでの間隔となります

2-3.あったら嬉しい快適な設備

高速バスには、バスの移動を快適にしてくれる色々な設備や工夫があります。何の設備があったら嬉しいかは自分次第!人気のトイレ付とコンセント付きをはじめ、どのような設備があるかを見てみましょう。

【トイレ付】

高速バスには、トイレが付いているものと、付いていないものがあります。付いていない場合は、必ず2~3時間に一度、サービスエリアやパーキングエリアで休憩時間が設けられます。ですが、休憩があってもトイレが不安な方や、お子様連れの方には、トイレ付のバスはおすすめです。多くの場合は左下の写真のような簡易的なトイレですが、中には化粧台付きの豪華なトイレのケースもあります。

★詳しいトイレ付高速バスの解説記事はコチラ
>> 高速バスはトイレ付がいい?無しでもOK?よくある疑問を解決!
トイレ豪華なトイレ

 

 

 

 

 

【コンセント付】

スマートフォンの普及に伴い需要が増え、コンセント付きの便数は増えています。新幹線のコンセントは窓側席のみですが、コンセント付きのバスは基本的に全座席にコンセントが備え付けられているのが嬉しいですよね。また、最近コンセントではなく「USBジャック付き」のバスも増えています。こちらのバスの場合、コンセント型の充電器は対応していませんので、USBケーブル型の充電機を持っていきましょう。

★詳しいコンセント付高速バスの解説記事はコチラ
>>コンセント付の高速バスで知っておきたい5つのこと

コンセント

 

 

 

 

 

【Wi-Fi(無線LAN)】

車内で無線LANを使用することができ、パソコンやタブレット、ゲームの利用に便利です。

【TVモニター】

飛行機のように、各席にTVモニターが設置されています。テレビ、映画、オーディオブック、音楽、ゲームなど、便によって使用できるサービスが異なります。
※バスによっては、乗車代金にサービスの使用料金が含まれていないケースもあります。

【アメニティ】

ブランケットが付いているバスは多くありますが、そのほかにもスリッパ、耳栓、マスク、歯ブラシ、ミネラルウォーター、首枕、おしぼりなど様々なアメニティがあります。

2-4.高級バスVS新幹線

ここまでゆったりと過ごせるバスを紹介しましたが、「ゆったりしたバス」は「安いバス」とは違い、それなりに高くなるケースもあります。「それなら新幹線と変わらないのでは?」と思う方もいつかもしれません。そこで、高級バスと新幹線を料金と時間の点で比較しました。新幹線比較表最安値は明らかにバスの方が料金的なメリットがありますが、最高値は新幹線とあまり変わらなくなってしまいます。では、高級バスを新幹線と比べたときのメリットとは何か。答えは、出発・到着時間と宿泊費の節約です。
新幹線の始発より早く着きたいとき、また終電よりも遅く出発したいとき、夜行バスだと深夜発・早朝着が可能です。また、1泊して翌日の朝早い新幹線で帰ることになる場合、宿泊費+新幹線代がかかってしまいますが、夜行便の場合はバス代のみで済みます。例えば往路は新幹線、復路は高速バスを使うことで、「ゆったり移動して少し節約!」というのもアリかもしれませんね。

3.東京~大阪間のバスはどこで乗れる?

ここでは、どのような都市や停留所から東京~大阪間のバスが出ているかを紹介します。
主な乗車地は、東京は東京駅周辺と新宿駅周辺、大阪は大阪梅田周辺です。この三か所は複数の停留所がありますので、予約する際は、どこの停留所かを必ずチェックしましょう。
また、上記のような主要都市以外で、どのような駅や都市で乗り降りできるのかを列挙してみました。
※どのバス停を利用できるかは、バス会社によって異なります。
※以下の乗降車地は、全ての場所を網羅できているわけではありません。

① 東京の主要な乗車地 ※下車のバス停は異なる場合あり

■東京駅周辺

A:東京駅JR高速バスターミナル バスのりば[東京駅八重洲中央口・南口]
B:JR東京駅 八重洲南口 鍛冶橋駐車場
C:東京駅八重洲口(住友生命前)
D:東京VIPラウンジ
東京駅周辺

■新宿駅周辺

A:新宿高速バスターミナル
B:SAKURA BUS FLOOR<新宿駅南口 西新宿 第2佐山ビル2F>
C:西新宿高速バス受付センター 東照ビルB棟1F
D:新宿南側バス駐車場
E:新宿駅JR高速バスターミナル[新宿駅新南口(代々木)]
F:新宿VIPラウンジ
G:WILLERバスターミナル新宿西口
H:西新宿センターバスターミナル 新宿センタービルMB1F
新宿駅周辺

■その他駅
⇒王子駅・秋葉原駅・池袋駅・渋谷駅・八王子駅・浅草駅・上野駅・立川駅など

■高速道路上のバス停
⇒中央道三鷹・中央道深大寺・中央道府中・中央道日野・中央道八王子など

※このようなバス停は、一般道から入れる階段を使って高速道路上に入ることになります。
※乗車と下車では、上りと下りの関係で停留所の車線が異なる場合があります。

② 大阪の主要な乗車地 ※下車のバス停は異なる場合あり

■大阪梅田周辺

A:阪急高速バス大阪梅田ターミナル(阪急三番街)
B:大阪駅JR高速バスターミナル
C:大阪駅前(東梅田駅)バス停
D:ハービスOSAKAバスターミナル
E:大阪梅田プラザモータープール
F:WILLERバスターミナル大阪梅田
G:大阪VIPスタンド
大阪梅田の周辺

■その他駅
⇒樟葉駅・枚方市駅・茨木駅・茨木市駅・千里中央・桃山台駅・新大阪駅・心斎橋・難波・天王寺駅・USJ・上本町駅・布施駅・あべの橋駅・藤井寺駅・堺駅・堺東駅・泉ヶ丘駅・岸和田駅など

■高速道路上のバス停
⇒名神高槻・名神茨木など

※このようなバス停は、一般道から入れる階段を使って高速道路上に入ることになります。
※乗車と下車では、上りと下りの関係で停留所の車線が異なる場合があります。

③ バスの乗降車に便利な待合所

高速バスの集合場所には、乗車前後にゆっくりできる設備やアイテムを揃えた待合所があります。待合所によって異なりますが、ベンチやドリンクサービス、コインロッカー、着替えルームや化粧品が置いてあります。バスに乗る前の歯磨きや洗顔、バスから降りた後のメイクや髭剃りなどもバッチリです。

WILLERバスターミナル(新宿西口・大阪梅田
WILLERバスターミナル
VIPラウンジ(東京新宿梅田難波
VIPラウンジ

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