バスで行く有馬温泉ぶらり旅ガイド~旅行体験記つき~

公開日:2014/10/21

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バスで行く有馬温泉トップ有馬温泉へ行くなら、実はいちばん便利なのはバスだと思います。電車だと何度も乗り換えがあるけど、バスなら無し。兵庫県内なら30分~50分、大阪からも50分ほどで着けちゃいます。

どこから・何時に出発なのか、予約はどこでとるのか。そんなことをイチから調べ、実際に行って帰ってくるまでをここではレポートします!
目次
【1】出発前の準備
【1-1】バスで行く?電車で行く?
【1-2】バスって予約したほうがいい?
【1-3】兵庫発ダイヤ・運賃大阪発ダイヤ・運賃
【1-4】バスを選んだ基準

【2】有馬温泉行のバスに乗る

【3】有馬温泉からバスで帰る
~番外~バス停周辺で暇つぶし情報(炭酸せんべい・有馬サイダー・お食事・有馬川・トイレ)

【4】ここで予約できます

【1】    出発前の準備

ある日、友だちと「のんびりしたいね~温泉とかいいよね~」という話になった、大阪在住の筆者。
今週末には行きたいから、近場がいい。
関西で温泉といえば、やっぱり有馬!――という、軽い思いつきで調べ始めました。

【1-1】バスで行く?電車で行く?

有馬温泉への行き方は、バス・電車・マイカーとありますが、選んだのはバス。理由としては……

・バス ⇒安い。乗り換えなしで寝ていても着く。乗り場がいくつかあって便利。

・電車 ⇒旅行カバンが邪魔になるから、確実に座りたい。
⇒兵庫県内発でも大阪発でも、どの経路から行っても乗り換えが2回以上あるのがイヤ。
(最寄り駅へ行くには、各線から神戸電鉄に乗り、「有馬口」駅 →から神戸電鉄有馬線に乗り換えて「有馬温泉」駅へ、というルートしかない)

・マイカー⇒筆者が運転できないため、友だち1人で運転することになる。

【1-2】バスって予約したほうがいい?

考えた結果、【行きのバスは予約】して、【帰りのバスは当日買う】ことにしました。

★バスの予約を取った理由

行き(往路)は予約した理由 実際に乗った感想
確実に乗れないと困る。どれくらい混んでいるか分からない 土曜の大阪発15時台の乗車率は8割ほど。日によっては満席かもしれないので、予約してよかった。
どのみちネットでダイヤを調べるつもりだったので、そのままついでに予約したらいいや。 事前に時間が分かっていると、同行者との待ち合わせとかにも便利。

★バスの予約を取らなかった理由

帰り(復路)は予約した理由 実際に乗った感想
当日の流れ次第で、好きな時間に帰りたかったから。 朝の気分でチェックアウトぎりぎりまでのんびりすることに。帰りの予定が自由に組めたのでよかった。
混んでいても時間をずらせばそのうち乗れるでしょ! 実際に混んでいたので、12時台はやめて13時台に。たしかにずらせば乗れたが、午後の予定が決まっているなら、予約した方が確実。

【1-3】乗り場・ダイヤを確認!

調べた結果、兵庫県内と大阪府内からバスがでていました。

まず、兵庫県内から有馬温泉へ行けるバスはこちらです。

【1-3-1】兵庫発ダイヤ・料金(三ノ宮・西宮・宝塚・夙川・新神戸など)

主要な停留所としては、三ノ宮・西宮・宝塚・夙川・新神戸・三田・岡部駅から有馬行のバスが出ています。いずれも駅前で便利♪

これ以外にも、阪急バスの多数のバス停から、有馬線に乗車可能です。お近くにバス停がある場合、一度バス停の時刻表をチェックしてみましょう。

また、西宮市内であれば、市が阪神バス・阪急バスと運行する「さくらあおなみバス」が強い味方に。市内に多数バス停があり、日帰りにも利用しやすいでしょう。

★兵庫県内からバスでいく有馬温泉行きダイヤ・料金

有馬行のバス、宝塚・三田・三宮・新神戸・西宮・夙川ダイヤ、運賃

※阪急バスやさくらあおなみバスの場合は予約ができません。(普通の市内など短距離を走るバスと同じ扱いの路線バスであるため)

【1-3-2】兵庫県内発、お得な割引・チケット

■早割・往復割

有馬エクスプレス号は各種割引制度があります。
「早割14」で片道770円が690円に。
往復割引で往復1,540円が1,440円になります。(往復割引は、往路・復路を同時に購入する必要があります)

■温浴施設「太閤の湯」入場券+往復バス乗車券

日帰りの方、あるいは宿泊先以外の温泉も楽しみたい方は、ぜひコチラをチェック!
24の温泉が楽しめる「太閤の湯」がほぼ入館料のみ、「阪急バス」「さくらやまなバス」の運賃はタダ同然で楽しめます!

通常は「太閤の湯」入館料が平日2,400円、土日2,600円。
ところがこのセットチケットなら、往復バス代込で宝塚・芦屋から2,540円、西宮から2,600円に!
バスの乗車区間にもよりますが、だいたい大人1名あたり1,200円~1,600円ほどお得になります。

このチケットは、阪急バスの営業所(西宮・宝塚の駅前など)や、沿線のコンビニで購入可能です。

※年末年始・GW・お盆はご利用いただけません。また休館日もありますので事前にご確認を。

有馬温泉 太閤の湯(公式サイト)

次に、大阪発・有馬温泉行のバスを調べてみました!

【1-3-3】大阪発ダイヤ・料金(梅田・新大阪・難波・千里)

大阪府内からは、大阪駅(梅田)・新大阪・湊町バスターミナル(難波)・千里ニュータウンからバスに乗れます。いずれも「高速バス」扱いなので事前予約ができます。

★大阪府内からバスでいく有馬温泉行きダイヤ・料金

大阪発ダイヤ・料金(梅田・新大阪・難波・千里)
【1-3-4】大阪府内発、お得な割引・チケット

■有馬エクスプレス号は早割・往復割アリ

「早割21」で片道1,230~1,370円が820円(各区間一律)に。
往復割引で、新大阪発は往復2,460円が2,260円に、大阪駅・湊町バスターミナル発は2,740円が2,470円になります。(往復割引は、往路・復路を同時に購入する必要があります)

■温浴施設「太閤の湯」入場券+「阪急バス」往復バス乗車券

日帰りの方、あるいは宿泊先以外の温泉も楽しみたい方にはこちらがおすすめ。
24の温泉を楽しめる「太閤の湯」が、かなりお安く楽しめます。

通常は「太閤の湯」入館料が平日2,400円、土日2,600円。
往復バス代は、梅田からだと2,740円します。バラバラに買えば、ふつうは平日5,140円、土日5,340円。
ところがこのセットチケットなら、「阪急バス」往復バス代込で梅田から3,600円に!
1,540円~1,740円お得です。

このチケットは、阪急バス予約センターへの電話(TEL:06-6866-3147)もしくは、梅田駅構内の阪急三番街バスターミナルで購入可能です。

※年末年始・GW・お盆はご利用いただけません。また休館日もありますので事前にご確認を。

有馬温泉 太閤の湯(公式サイト)

【1-4】バスを選んだ基準

まず、筆者(大阪在住)のアクセスのしやすさから「新大阪」乗車に決定。
有馬エクスプレス号(JR)ならトイレがついているのですが、阪急バスなら本数が多くて予定が組みやすい、という市区長があります。

考えた結果、約1時間でつくので、トイレはあったらいいけど、なくても大丈夫。
お昼の予定をこなしてから乗る予定なので、もし乗り遅れそうになったら後の便に振り替えられるようにしたい。

……というわけで、阪急バスを予約。
0132便・新大阪14時39分発⇒有馬温泉15:30着で決定です!
予約は「発車オ~ライネット」でとりました。事前にファミマで支払って準備完了♪

【2】有馬温泉行のバスに乗る

【2-1】待合室へ

新大阪駅の阪急バス待合室は、移転・リニューアルして間もないらしく、とってもきれい。もし50人もはいったら一杯になりそうなくらいのスペースですが、私たちが14時過ぎに着いたときは、家族連れが2グループいたのみでした。
(昼過ぎだったので、旅行に出かける人は少ない時間帯だったのかも)

【2-2】出発!車内の様子は

待合室にアナウンスが流れたら、外に停まっているバスへ。
私たちは最前列・向かって左側でした。

大阪で乗った人が多いらしく、座席は半分くらい埋まっていました。客層は家族連れ、大学生らしきカップルなど。それほど騒がしいこともなく、のんびり窓からの景色を眺めて過ごします。(……といっても、ほとんど高速道路で、たいした景色じゃないんですが)

千里ニュータウンのバス停で一組が乗車。たった1時間の移動のせいか、途中休憩はなしでした。

【2-3】到着!有馬温泉のバス停へ

有馬温泉・バス停付近土曜の昼下がりは、とくに渋滞に巻き込まれることもなく、ほぼ定刻の15:30ちょっと前に到着。

着いてみるとけっこうにぎわってる!観光地にきたって感じです!川が流れているのがいい感じです。
猿回しの路上パフォーマンスがあって、すごい人だかりができていたり。(人が多すぎて写真撮れず……)
バスや車がずっと行きかっていたり。

バス停は、有馬温泉のど真ん中あたりに位置しています。お土産物屋さんが並んでいて、ここから各温泉宿や観光スポットへの道が続いています。

有馬温泉の源泉・妬泉源歩いていくと、かわいいレトロおもちゃの展示があったり、オリジナル革小物のお店があったり。雰囲気が楽しいです。女性はきっと好きな雰囲気。(男性は不明……)

途中で立ち寄った名物「炭酸せんべい」の工房兼ショップでは、お店の奥さんに「お姉ちゃん何人?」と突然聞かれてびっくり。反射的に「二人」と答えたら、まだ温かいできたてのを試食させてもらえました♪おいしー

さらに途中では源泉をのぞいたり、ゆっくり歩いて今日の宿へ。

【3】有馬温泉からバスで帰る

宿は11時チェックアウト。とにかくのんびり過ごすために来たので、ぎりぎりまでゴロゴロしてから出発~

さらにおみやげものを見たりして、ほんとにだらだら・ゆっくり・気の向くままに進みます。だってのんびりしに来たんだもの。

【3-1】チケットを当日購入

12時前、昨日着いたバス停そばの阪急バスカウンターへ。
ダイヤを確認すると、帰りも1時間に1~2本のバスが出ています。
さんざんお土産もの屋さんをひやかしたクセにまだお土産を買ってなかったので、13時発のチケット購入。

さて、1時間ほど余裕できました。ここで、もう一度バス停の周り(=有馬温泉の中心地)でぶらぶら遊んでみます。

【3-2】バス停周辺で暇つぶし

バス停の周りは、お土産物やさんや、飲食店の密集地です。というわけで、残り1時間、バス停近くで最後まで有馬温泉を満喫しました。

【3-2-1】炭酸せんべい

有馬温泉・炭酸せんべい有馬名物と言えばこれ。せんべいといっても洋菓子っぽい味・食感です。

山の炭酸水で作るから「炭酸せんべい」。食べてもパチパチしたりはしません。軽くてふわっとした食感で、イチゴやチョコなど、いろんな味のクリームをはさんだものが売られています。

お土産には、4種類のフレーバーの箱詰めセットを購入。選べて職場で好評でした。おすすめ。(20枚入りでだいたい1,200円前後)

自分用なら、お得な缶入り(30枚600~700円)、フレーク(一袋500円くらい)がおすすめ。

【3-2-2】有馬サイダー

有馬サイダー・てっぽう水これも有馬名物。温泉街のそこらじゅうで売っています。(私はバス停近くのお店で買って、ベンチでいただきました)

明治時代、日本で初めて作ったサイダー「有馬サイダー」の復刻版。有馬で湧き出た炭酸水で作っているらしい。味付けはさっぱりしていて、ちょっと甘いかな、という感じ。さわやかです。1本250円。

【3-2-3】お食事

有馬温泉・レストラン写真はバス停の向かいにある喫茶。
ここで食べればバスを待つのにはいいですが、有馬温泉はそれほど広くなく、バス停から徒歩10分圏内にカフェやレストランが何軒もあります。

ただ、座席が多くないお店が多いうえに、お昼どきはどこも混みます。バスの時間にご注意。

【3-2-4】有馬川

有馬川arima-one

有馬川が、温泉街を縦断して流れています。夏は蛍が見れたり、川床イベントが開かれていたり。
ただ、残念ながら私がいったときは、大雨の後でちょっと荒れていました……。

有馬温泉は、豊臣秀吉が好きだった温泉地。というわけで、秀吉の奥さん・ねねの銅像が。大河ドラマを見ていると、ちょっと有名人にあった気分です。記念撮影しているひと多し。

【3-2-5】トイレ

阪急バスのカウンター・待合所の二階にトイレがあります。乗車前に余裕を持ってどうぞ。

【3-3】出発!さよなら有馬

千里ニュータウン・バス停出発10分前にバス停へ戻ると、けっこう混雑しています。バスに乗ると、乗車率は90%くらい??これは1時間前に買っておいて正解だったかも。

帰りも渋滞はなく、ほぼ1時間で到着!
(写真はバス停・千里ニュータウン通過時)

チケットは当日購入でもなんとかなりそうだし、思った以上に手軽に行けるな、という感想です。ただ、土日でかつお昼間の混む時間帯は予約が無難かも。
次は真冬に温泉へ行って温まりたいな、と言って帰宅しました。

【4】ここで予約できます

予約サイト

バス名称 予約サイト名
阪急バス 発車オーライネット
JR(有馬エクスプレス号) 高速バスネット

※阪急バスは、大阪発のみ予約可。(兵庫県内発は、「高速バス」でなく地元を走る一般の路線バス扱いのため)

このほか、バス停で直接購入したり、コンビニ端末で購入したりすることもできます。
ただし、空席がないとその場で自宅へ回れ右、もしくは約1時間後の次の便を待つことに。
平日はほぼ乗れますが、金曜の夜や休日は予約がおすすめです!

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