銀座~成田空港バス 事前に抑えたい注意ポイント5つ

公開日:2017/7/12

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銀座の成田行バス停
成田空港までのアクセスは、あまり海外旅行をしない方にとって、気がかりなことの一つではないでしょうか。
その中で、パッと思い浮かぶのが「リムジンバス」という方も多いでしょう。

バスの場合は乗り換えもなく、重たいスーツケースをひかずに移動でき便利。ただ、滅多に使わない人にとっては、どこから乗るのか、いくらするのか、予約は不要か、具体的にイメージできる方は少ないでしょう。

もし万が一不測の事態に陥って、出発日にスムーズに空港にたどり着けないと大変。
今回は銀座から高速バスで成田空港へ向かうために、必要なことを5つのポイントに絞って紹介します。旅行の初日から慌てて失敗しないように、ぜひこれからお伝えする情報にしっかり目を通してください。

【情報】まずは料金など、基本情報からチェック

銀座から成田空港までを繋ぐバスは、大きく分けて2つあります。
京成バスグループの運営する「東京シャトル」と、ジェイアールバス関東が中心となって運営する「THEアクセス成田」です。

それぞれの大まかな特徴を表にまとめてみました。

東京シャトル THEアクセス成田
運行会社 ■京成バスグループが中心
《共同運行》
京成バス・成田空港交通、京成バスシステム
リムジン・バッセンジャーサービス
■ジェイアールバス関東が中心
《共同運行》
ジェイアールバス関東、あすか交通
平和交通
料金 ■大人1,000円
(事前予約で900円)
■大人1,000円
(深夜1時、早朝4時台は2,000円)
所要時間 ■所要時間は70分
(最初の成田のバス停まで)
■所要時間は75分
(最初の成田のバス停まで)
便数 ■1日計7便(銀座発:6~14時台) ■1日合計35便!
※深夜1時台に2便(うち1便は女性専用)
※早朝4時台に1便・5時半~18時に32便
備考 ■銀座を出たらあとは成田直行 ■銀座の後に東京駅に寄る※トイレ付

直行便で早く到着でき、事前予約で割引なのが「東京シャトル」。
便数が多く、女性専用車両やトイレ付なのが「THEアクセス成田」。
ご自分の都合に合わせてどちらの高速バスが良いか選んでおきましょう。

【注意1】嘘でしょ!?外国人で平日昼でも大行列

銀座の成田行バス停 THEアクセス成田側

昨今は訪日観光客がとても増えており、深夜・早朝問わず成田空港を行き来するバスは大盛況です。
「ちょっと早めに出れば大丈夫だろう」と思って油断してはいけません。お昼前に出たところで、下記に掲載したような行列は珍しくないのです。

東京シャトル乗車の列
東京シャトル乗車の列

また、「東京シャトル」「THEアクセス成田」ともに、銀座は始発バス停ではありません。このため「バスが来てもほぼ満員」という状況もしばしば。

立ち乗りは受け入れておらず、そうなると次の便を待つしか方法がありません。
飛行機の時間が迫ってきてもバス停で立ち往生……ということのないよう、混雑を想定し余裕を持って動きましょう。

【注意2】事前予約のメリットとデメリットを知ろう

事前予約も、状況に応じて都合が良くなることもあれば、そうでなくなることも。ここでは実際に、どんな状況があるのかを比べてみましょう。

◎メリット(1)……確実に席が取れる

大行列ができていても、飛行機の時刻を気にすることなくいられるのは事前予約の一番のポイントです。混雑時はバス停の屋根をはみ出して並ぶので、悪天候時は傘が必要になることも。予約しておけば列に並ぶ必要がないため、雨宿りしながら自分の乗るバスを待つことができます。

銀座の成田行バス停 東京シャトル側から見たTHEアクセス成田乗り場

◎メリット(2)……100円安くなる

通常時(深夜・早朝便などをのぞく)あまり料金の変わらない成田空港行きの高速バス。ただし「東京シャトル」の場合は、事前予約すれば100円お得に乗ることができます。

×デメリット……キャンセル料がかかる

たとえば何かのトラブルで時間に遅れてしまった場合「次のに乗ればいいや」と簡単にはいきません。
万が一キャンセルになった場合、キャンセル料が発生してしまうのが事前予約のデメリットです。
キャンセル料は、予約サイトか窓口か、購入方法による違いはありますが1件につき100~400円程度。これを差し引いて返金されます。

[おまけ情報1]たとえば「チケットを忘れた場合」もキャンセル料が!

出かけるときにバスチケットを持参しなかったという場合、現地でもう一度支払いをし直していただきます。
その後チケットの払い戻し手続きをしますが、その際にキャンセル料を引いた分だけ払い戻しとなります。

[おまけ情報2]予約で満席という状況はありません

成田空港行きのバスにはどの便にも必ず自由席が設けられています。
そのため、予約で満席になっていることはありません。

【注意3】間違い厳禁!バス停は2つあるので、間違えると乗り遅れの原因に

銀座の成田行バス停近くのBIG ECHO

バス停は「東京シャトル」と「THEアクセス成田」で異なります。道をへだてた状態でそれぞれのバス停があり、少し距離があります。間違えると走って横断歩道を渡らなくてはならないため、バスが来てから焦っても間に合いません。ここでは、あらかじめそれぞれのバス停の位置をしっかり確認しておきましょう。

「東京シャトル」に乗車する場合は、カラオケ館が目印です。
銀座駅からはC6・C8出口から出るとすぐのところにあります。

銀座駅C6・C8出口周辺

「THEアクセス成田」に乗車する場合は、西銀座デパートが目印。
銀座駅からはC5・C7出口から出ましょう。
※C5出口の利用時間は8:00~21:00です。

銀座の成田行バス停 西銀座デパート前

【注意4】トランクルームに預けられるのはスーツケース1つまで

スーツケースに鞄を沢山ひっかけて歩く方や、スーツケースを二つ持ち歩く方は要注意。成田空港行きのバスのトランクに預けられる荷物は、お1人様1個。バスの座席まで持ち込めるかを考えてまとめておきましょう。

【注意5】降りるターミナルを事前に確認

バスに乗った後も、まだまだ油断してはいけません。
成田空港では、バス停が飛行機の搭乗口ごとに分かれて4つあります。

≪停留所はいずれのバスも下記の順番で到着します≫
▼第2ターミナル北(2番のりば)
▼第2ターミナル南(17番のりば)
▼第1ターミナル(15番のりば)
▼第3ターミナル

※各停留所は5分間隔で行き来するので、注意していないと降り損ねてしまいます。「どこで降りるんだったかな?」と迷っているうちに、次々と移動してしまうことも。実際に筆者は北と南で停留所を間違えたのですが、歩きだととても遠く、飛行機に乗る前の貴重な時間がかなり削られてしまいました。バスに乗る前に、きちんと
停留所を確認しておきましょう。また、ついうたたねしていて降り損ねたということもないように。

【お役立ち情報】

《買い忘れたものがある時》

銀座駅の改札

改札を出てすぐのところ(B6出口付近)に「セブン-イレブン銀座地下街店」があります。
何か買い忘れがある時は、日用品や食べ物など、ある程度のものは買い足せるでしょう。
ATMもあるので持ち合わせが少ない時にさっとおろせて便利です。

《用を足したくなった時》

改札を出たらC8出入口付近にもトイレがあります。

銀座駅のトイレ

《あまりにも早く着きすぎた時》

軽食を取りながら座って待つなら回転の速いファストフード店へ。
時間が沢山あるなら、カラオケ館で部屋を取って、思い切りくつろぐのも手です。

ロッテリア 銀座クリスタルビル店

■ロッテリア 銀座クリスタルビル店
営業時間/07:00~23:00

■カラオケ館 銀座総本店
営業時間/11:00~翌朝5:00(金・祝前日は翌朝6:00まで)

【最後に】時間には余裕を持って家を出ることが第一!

ここまで注意事項を5つほど説明しましたが、いかがでしたか。事前予約をするかしないかは特に迷う部分ではありますが、普段から時間にある程度合わせて動ける方であれば予約をしたほうがよいでしょう。

逆に「一本後ろにしよう」という風に、柔軟に計画を変更しながら目的に沿って動く方が予約をしてしまうと、キャンセル料の負担や他の手続きが発生しやすくなります。

バスのほうも道路の混み具合や天候に左右されますので、100%時間通りつくとは限りません。本来1000円で簡単に行けるはずの成田空港で、無駄な時間やお金、そして体力を浪費しないよう早めの行動を心がけてください。

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