有名観光地がたくさんある京都。どう回ったらいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
そんな人にとっての強い味方が、人気の観光地を効率よく回れる京都の定期観光バス。
出発の時間や所要時間、コースもさまざまなものが用意されているので、「半日だけ使ってさっと回りたい」「1日じっくり回りたい」などの希望にぴったり合うコースが見つかるんですよ。
でも、本当にそんなに効率よく回れるのか疑問ですよね。
そこで今回、実際に、午前中の半日を使って「三十三間堂」と「伏見稲荷大社」の2ヶ所を回るコースに乗ってみることにしました!
(目次)
1. 京都定期観光バス「京都 午前の半日~三十三間堂・伏見稲荷大社~」って?
2. 実際に乗車してみました!
2-1. 京都駅から三十三間堂へ
2-2. 三十三間堂
2-3. 三十三間堂から伏見稲荷へ
2-4. 伏見稲荷
2-5. 伏見稲荷から京都駅へ
3. 乗車してみた感想
3-1. 良かった点
3-2. 惜しかった点
1. 京都定期観光バス「京都 午前の半日~三十三間堂・伏見稲荷大社~」って?
京都定期観光バス「京都 午前の半日~三十三間堂・伏見稲荷大社~」は、午前中の短い時間を利用して、人気の観光スポット「三十三間堂」と「伏見稲荷大社」の2ヶ所を回るツアー。
運行日は、2016年10月1日から2017年3月17日までの毎日。ただし、2017年1月1日から5日までは運休しますので、注意してくださいね。
所要時間は、約2時間半。
料金は、大人が1人2,950円、子どもが1人1,680円。グループで申し込むと、大人ひとり2,760円、子ども1人1,580円になります。
午前中で終わるコースなので、午後に京都を発つ人も気軽に利用できるようです。
多言語による案内にも対応しているためか、外国人の方も乗車されています。
2. 実際に乗車してみました!
では、「京都 午前の半日~三十三間堂・伏見稲荷大社~」に実際に乗ってみた様子をレポートしますね!
2-1. JR京都駅から三十三間堂へ
9:20 定期観光バスのりば到着
定期観光バスの発着はJR京都駅。
発着場所に行くには、まず、烏丸中央口から出て左へ。
左に行くと伊勢丹があり、その前に地下街ポルタへの入り口があります。発着場所があるのは、ポルタの入り口の向こう側。
最初に行くと、ちょっと気づきにくいかもしれません。
まずはここで、バスのチケットを引き換えます。
バスのチケットの予約受付は、前日16時まで。予約したチケットは、発車15分前までに引き換えなければいけません。
当日空席がある場合は、当日券も発売されます。当日券は出発まで購入することができますよ。
バスのりばはチケット売り場の横。
チケットの乗り場番号を確認して、自分が乗るバスの乗り場で待ちます。
9:45 乗車バス到着
バスがのりばに到着しました。
チケットをガイドさんに見せて、乗り込みます。
乗車時には、パンフレットとシールを受け取りました。
パンフレットは全コース共通のもので、訪れる場所の簡単な説明と地図が日本語と外国語で書かれています。
シールは、胸元やバッグなどの目立つところにつけます。私はバッグにつけました。
バスの座席は4席1列。平日の午前中でしたが、座席はほぼ満席でした。
9:50 JR京都駅出発
定刻通りにバスは出発。
車内では案内VTRが流れ、ガイドさんによるツアーの簡単な説明が始まりました。
2-2. 三十三間堂
10:05 三十三間堂到着
京都駅を出て約10分で三十三間堂に到着。
バスは、拝観受付の前に到着。
団体参拝口からバスのチケットを見せて入場し、自由行動です。
本堂は土足厳禁。脱いだ靴は靴用のビニール袋に入れて、いざ中へ。
本堂内は撮影禁止のため写真は撮れませんでした・・・
本堂内には、1001体の千手観音が安置されています。
観音像の顔は1体ごとに違うため、よーく見てみると、自分の会いたい人によく似た観音様を見つけることができる、と言われています。
私もじっと見ていたのですが、正直、観音様の数が多すぎて、見ているうちに何がなんだかわからなくなってきました・・・
お堂の参拝が終わったあとは、少しお庭も歩いてみました。
庭には、夜泣きを止めるご利益があるという泉がありました。
もう少しのんびりしたかったのですが、時間が迫ってきたのでバスに戻ります。
2-3. 三十三間堂から伏見稲荷大社へ
10:45 三十三間堂出発
無事全員集合したので、伏見稲荷大社へ移動。
車中では、ガイドさんが伏見稲荷大社の説明などをしてくれました。
2-4. 伏見稲荷大社
10:50 伏見稲荷大社駐車場到着
伏見稲荷大社の駐車場に到着。ここから伏見稲荷大社までは徒歩で移動します。
途中には横断歩道や踏切があり、多くの観光客・団体客が歩いています。迷子にならないよう、注意しないといけません。
伏見稲荷大社の参道は、露店なども多く活気があります。
11:07 伏見稲荷大社到着
伏見稲荷大社に到着。まずは手水舎で手を清めて、本殿に参拝します。
本殿横の境内図の前で一旦解散し、自由行動に。
私はまず、有名な千本鳥居を目指すことにしました。
本殿横の絵馬掛け所。ここの絵馬は、鳥居の形をしているんですね。可愛いです。
外国人の方などがここで記念撮影をされていました。
千本鳥居!
多くの人が写真を撮っていて、かなり混雑しています。外国の方もとても多く、さまざまな国の言葉があちこちから聞こえてきました。
それにしても、千本鳥居ってこんなに大きかったっけ? よく写真で見るのはもう少し小さいように思えたのだけど・・・
と思いながら歩いていると・・・
ちゃんと途中で道は左右に別れ、小さな鳥居が並ぶ参道がありました!
混雑を防ぐため、ここから先は右側通行です。
あちこちで参拝客が記念撮影をしています。
千本鳥居を抜けると、奥の社があります。
奥の社の背後にあるのが、おもかる石。
灯籠に乗った石を、願いごとを心の中で唱えてから持ち上げます。思っていたより石が軽かったら願いごとは叶うけれども、思っていたより重かったらかなわない、と言われています。
私もためしたかったのですが、長い行列ができていたので、今回は断念。
奥の社には、狐の絵馬が多く掛けられていました。
どの絵馬にもいろんな顔のパーツが描き加えられていて、個性豊か。私も絵馬を奉納しました。
千本鳥居の帰りは、行きに比べると若干空いていて歩きやすかったです。
少し時間があったので、お土産ものやさんを見てみました。
稲荷大社の境内にあるため、どのお店も基本は神具屋さん。その片隅にお土産が置いてあるという感じです。
お土産は、狐をモチーフにしたグッズが中心です。
狐好きなので、目移りしてしまいました。
クリアファイルを集めるのが好きなので、狐と鳥居のイラストが描かれたクリアファイルを買いました。
軽食が食べられるお店もありました。
11:55 伏見稲荷大社集合
解散した境内図の前に集合。バス停に戻ります。
2-5. 伏見稲荷大社からJR京都駅へ
12:11 伏見稲荷大社出発
バスに戻って、JR京都駅へ。
12:24 JR京都駅着
特に渋滞もしていなかったため、約15分で到着。今日の旅はここで終了です。
3. 乗車してみた感想
では、実際に乗車してみて感じたことをご紹介します。
3-1. 良かった点
○効率的に2ヶ所の観光名所を回れたこと
JR京都駅から三十三間堂、伏見稲荷を見てまたJR京都駅に戻ってくるルートは、もちろん公共の交通機関を使ってもたどることは可能です。
しかし、乗り換えやバス・電車の移動などは慣れない人にとっては少しややこしく思われるもの。道に迷ったりしないかという心配する人もいることでしょう。
定期観光バスで回れば、このような心配はありません。効率的に、安心して人気の観光地を回ることができます。
○移動中の車内でガイドさんからいろんなお話を聞けたこと
移動中の車内で、ガイドさんから伏見稲荷大社の由来や京都の文化遺産の話などを聞くことができました。
私も知らない話があったので、勉強になりました。
○大きな荷物を預け、身軽に観光できること
参加者の中には、大きめのキャリーバッグを引いている人もいました。そのような人は、バスのトランクルームにキャリーバッグを預けていました。これなら、身軽に観光ができていいなあと思いました。
3-2. 惜しかった点
△全体的に滞在時間が短いこと
三十三間堂と伏見稲荷大社の滞在時間が、やや短いように感じられました。
三十三間堂はゆっくり本堂を見ていたため、庭などを歩く時間がほとんどなくなってしまいました。
伏見稲荷大社では集合時間が気になって、おもかる石の列に並ぶのを断念しなければいけませんでした。
それぞれの場所の滞在時間がもうあと10分ずつくらい長ければ、それぞれ余裕を持って参拝できたのではないかと思っています。
「定期観光バス 京都 午前の半日~三十三間堂・伏見稲荷大社~」基本情報
【料金】
大人:2,950円(グループ 2,760円)
小児(小学生以下):1,680円(グループ 1,580円)
※グループ料金対象人数は8名から
【所要時間】
2時間35分
※2016年10月14日現在
※運行時間は、道路状況にも左右されます。
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