関東から四国へ行くならコレ!コトバスエクスプレス乗車体験記

公開日:2015/10/29

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KOTOBUS

四国と東京・名古屋の主要都市を結ぶKOTOBUS EXPRESS(コトバスエクスプレス)。特に関東⇔四国間の移動となると、かなりの長距離となるので、高速バスや夜行バスを利用したことがある方ない方も、長距離・長時間の移動に耐えられるのか?腰は痛くならないのか?眠れるのか?など不安なことばかり浮かんできますよね。この記事ではコトバスエクスプレスの乗り心地、車内設備などについてご紹介します!

【目次】
1 コトバスエクスプレスとは?
1.1 シートタイプ別の設備
1.2 価格
1.3 コトバスエクスプレスを選んだ理由
2 コトバスエクスプレスに乗ってみました!
3 車内の設備について
4 移動中にあると良いもの
5 まとめ

1.コトバスエクスプレスとは?

コトバスエクスプレスとは、香川、徳島、高知、愛媛の四国4県と東京・名古屋の間を走る夜行バスです。東京⇔四国間は最大14時間もの長時間移動となりますが、できるだけ快適に過ごせるよう、シートタイプによってさまざまな設備を備えています。乗降車地も豊富なので、自分の目的地に合わせて好きな場所を選ぶことができます。

1.1シートタイプ別の設備

長時間の移動で気になるのが、座席のシートタイプ。シートタイプによってリクライニングできる傾斜や、足元の広さも異なります。ここではそれぞれのシートの設備について表にしてみました。
※関東(東京・横浜)⇔四国間で運行しているシートタイプは【プレミアム3】もしくは【スーパーシート】のみ

リクライニング シート幅 トイレの有無 シートタイプ シート間隔
プレミアム3 最大140度 約55cm 3列独立 約85~105cm
スーパーシート 最大140度 約45cm 4列のびのび 約90~110cm
スーパーシート・ バリュー 最大140度 約45cm × 4列のびのび 約90~110cm
スタンダード 最大140度 約45cm × 4列スタンダード 約80~90cm

1.2価格

日にちや目的地によっても値段は異なってくるのですが、以下が通常料金での最安値。新幹線やフェリー、移動手段は様々ですが、寝ている間に移動でき、価格も安いので高速バスはおすすめです。※2015年10月時点での価格です。

プレミアム3 ¥8,900~
スーパーシート ¥7,900~

 

また、予約は以下のいずれかのサイトから可能です。

【コトバスエクスプレス】http://www.kotobus-express.jp/
【高速バスドットコム】http://www.kosokubus.com/
【楽天トラベル】http://travel.rakuten.co.jp/bus/

ただ、コトバスエクスプレスの自社サイトでは早割プランを実施しているので、早くに予約すればするほど、自社サイトからの方が安く乗車可能です。
また、毎月5日・10日はコトバスの日としてなんと乗車代金が半額(!)だそう。事前に調べていれば安くで予約できたのに…。と私は帰って来てから悔しくなりました。

1.3 コトバスエクスプレスを選んだ理由

サイト内にシートタイプやそれぞれの設備について豊富に掲載があったこと、その中でも【プレミアム3】は3列独立シートでカーテン付なので、ぐっすり眠れるのではないかと感じたのが主な理由です。心配性の私にはトイレ付きという点も魅力的でした。

2.KOTOBUS EXPRESSに乗ってみました!

今回私は横浜⇒香川(高松)間で利用しました。今まで夜行バスの利用は東京⇔大阪間や、大阪⇔名古屋間などしかなく、関東から四国方面へ高速バスを利用するのは初めてだったので、少し不安になりながらの乗車でしたが、思っていた以上に快適に過ごすことができました。

このバスの特殊な点は途中で乗り換えがあること。愛媛と高知に向かう方は、コトバスステーション鳴門インターでの乗り換えが必要となります。
ここでは乗り換えの様子を含めた全体の流れをご紹介いたします♪

【スケジュール】
21:40 乗車場所に到着
22:05 受付開始
22:25 バスに乗車
24:00    車内完全消灯
6:20   乗り換え地点に到着
8:32   高松に到着

2.1 【21:40】乗車場所に到着

東京方面からの乗車の場合、東京ディズニーランド、東京駅付近、新宿駅付近の3か所から選べますが、横浜から乗車の場合は横浜シティエアターミナル(YCAT)からの乗車となります。YCATは駅の改札を出て徒歩5分程度なので迷う心配はありませんでしたが、時間に余裕を見すぎたため、早く着きすぎてしまいました。

YCATには第1ロビー、第2ロビーがありますが、受付・出発場所は第1ロビーでした。受付開始は出発時間の10分前だったので、第2ロビーで時間を私は過ごしましたが、第1ロビーにはスターバックスが入っていたので、温かい飲み物を飲みながらゆったりするのもありかもしれません。

YCAT

第一ロビー

ロッカー
第2ロビーには大中小のロッカーも。

YCATへのアクセス方法、また待合所の設備の詳細については、
【動画・写真でレポート!YCATからバスに乗ってみました】をぜひご確認くださいませ!

 2.2 【22:05】受付開始

出発10分前の受付時間になると係りの人から、「22時15分発コトバスエクスプレスの方はお並びください」と呼ばれ、名前を一人一人確認の上、第1ロビーのコンビニ横に1列に並びました。
しかし、その日は渋滞でバスが遅れているとのことで立ったまま待つこと約10分。待つならもう少し座っていたかった…と思っているとやっとバスが到着し、乗り場へ移動することが出来ました。

乗車の前に、乗務員さんに名前とどこで降りるかを伝え、いざ乗車!
荷物はどこで降りるかによってシールが貼られ、トランクに詰め込まれました。

2.3 【22:25】いざ乗車!

バスの中に入ると、すでに乗車されていた方で半分くらい席が埋まっていました。寝ている人を起こさないよう、慎重に移動しながら、後ろから5番目の窓側席へ。

しかし、ここで一つ問題点が。前の方がリクライニングを倒していたので、とても座りにくい…。でもリクライニングを戻してくれ、なんて言えないのでなんとかそのまま座り、レッグレスト、フットレストを使用すると、そこからは快適でした。

ふわふわの毛布付きで、リクライニングもほぼマックスまで倒すことが出来ました(もちろん、倒すときは後ろの方に断りました)。腰痛持ちの私ですが、腰が痛くならない角度まで倒すことが出来たので、結局移動の最後まで痛くなることはありませんでした。

シート

車内
車内の様子

座った
足元はかなりひろびろ。写真がぼけているため、付属のブランケットのふわふわ具合は伝わりにくいですが…。

リクライニングを倒し、さあ寝よう!とふと通路側を見ると、カーテンが。
カーテンを閉めると、個別スペースの出来上がり!思っていた以上に自分のスペースが確保出来たので、寝顔を見られたくない!という方も安心ですね。

カーテン
カーテンを閉めた時の視界

バスが出発し、乗務員さんより止まる予定のサービスエリアと、海老名SAを過ぎた後、完全消灯をするという旨のアナウンスが。
また、夜間のため休憩の際はアナウンスをしないこと、途中乗務員の休憩・交代のため止まることがあるが、私たち乗客は降りることができないとの案内がありました。

2.4 【24:00】完全消灯

海老名サービスエリアでの休憩を終え、日が変わろうとした頃バス車内が完全消灯に。私はあまり眠くなかったので、携帯を触ろうと思っていましたが実際に消灯すると完全に真っ暗。携帯を触ることで光を発するのを躊躇ってしまう程でした。
仕方がないので携帯を触るのは諦め、睡眠態勢に。眠くないと思っていても、思っていた以上に疲れていたのか、いつの間にか眠ってしまっていました。

2.5 【6:20】乗り換え地点

その後何回かサービスエリアでの休憩を終え(寝ていたため写真取れず…)、コトバスステーション鳴門インターに到着。高知、愛媛へ向かう方々はバスを乗り換え、移動してくださいとアナウンスが流れました。
わたしは香川で降りるため、そのままバスで待機。乗り換えの様子を窓から見ていたのですが、YCATでの受付同様に、乗務員さんが名前を確認し、乗車するという流れのようです。

乗り換え組の受付が終了した時点で、私のバスの乗務員さんがバス車内の人数をチェック。問題ないことを確認して再び出発しました。
乗り換え
窓から見えた乗り換えの様子

鳴門
徳島の「コトバスステーション鳴門インター」。中にはトイレもありました。

周りを見ると、乗り換えをされた方が多かったのか、当初乗車していた人の5割ほどになっていました。後ろの方もいらっしゃらなかったので、開放感を感じながらまた睡眠を取ることができました。

 2.6【8:32】到着!

そして目的地の高松駅に到着!バス停近くには誰でも使える待合所があったので、到着が早かった場合も休憩することができます。また、今回私は利用しませんでしたが、待合所の中にはチケット売り場もあり、その場で高速バスの予約とチケットの購入することもできるようです。

到着

高松駅
以上の流れで私の横浜⇒高松間の約10時間に及ぶ移動旅が終了したのでした。

 3車内の設備について

今回私が利用したタイプはトイレ付きのものでしたが、それ以外にも活用できる設備がありましたので、ご紹介します。

3.1コンセント

夜行バスで気になるのが、コンセントが付いているかどうか。一日移動した後だと充電ギリギリ…なんてことも多いですよね。
今回私が利用したのはコンセント付き車両ではありませんでしたが、トイレの上に車内で譲り合って使うタコ足が設置されていました。音楽プレイヤーの充電がなかった私は、ここでさっそく充電開始♪

ただ、設置されているタコ足は一つなので、車内に乗っている全員分が充電できるほどの数はありませんでした。
また、スマートフォンや音楽プレイヤーなどを置きっぱなしにしたまま移動する、ということに抵抗がある人が多いのか、コンセントを利用している人はあまりいませんでした。

私のように、睡眠中は音楽プレイヤーはいらない方や、携帯の充電がぎりぎり!なんて方には嬉しい設備ですね。

コンセント

3.2ドリンクサービス

車内は乾燥しているので、喉が渇いて目が覚めたという経験はないでしょうか。
車内には紅茶や緑茶などのドリンクを無料で飲めるサービスもあったので、安心です。

お茶

3.3トイレ

トイレはこんな感じ。移動中は少し足元がグラグラしているのでバランスを取るのが少し難しいです。

トイレ

4移動中にあると良いもの

車内で快適に過ごすために、これがあれば!と私が感じたものをいくつかピックアップしてみました。

 4.1ネックピロー

バスや飛行機などの移動手段で疲れる理由の一つに首が安定しない、ということがあります。そのまま座って寝ると寝違えてしまったり、首が安定せずなかなか寝れないこともしばしば…。
しかし、ネックピローがあれば首も安定するので、睡眠も快適になるはずです。

 4.2むくみ防止グッズ

どうしても座って長時間の移動となると、足元がむくんでしまうので、むくみ防止グッズ(靴下など)を準備しておくことをおすすめします。実際、私も使用していましたが、むくむことはありませんでした。

靴下

4.3アイマスク

夜行バスでは基本的に電気を消して運行しますが、カーテンを閉めていても外の明かりはなんとなく漏れてきます。
できるだけ暗くして睡眠に集中されたい方はぜひご準備ください。

アイマスク2

車内アナウンスが聞こえなくなる可能性もありますが、耳栓も周りを遮断するという意味ではありかも…?

 4.4その他

マスク、歯ブラシ、目薬、スリッパなど 。
また、同じバスラボの記事内に、【夜行バスの持ち物、必ず必要なもの・あると便利なものリスト】があります!
こちらを読めばより詳しく必需品がご確認いただけます。

 5.まとめ

全体を通してよかった点、よくなかった点をリスト化してみました。

 よかった点

・リクライニングの角度が広いので、腰が楽。またレッグレスト、フットレストがついている。
・カーテンで個別スペースができる。
・トイレ付きで急に行きたくなった時も安心
・休憩時はアナウンスなしなので、睡眠を邪魔されることもなし

 よくなかった点

・途中から乗車する場合は、すでに乗車している人に気を使う
・乗り換えをしない場合も、車内アナウンスで目が覚める
総合的には、腰痛に悩まされることもなく、あまり疲れずに目的地に到着することができました!

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