WILLER EXPRESSの”カノピー”とは、座席ヘッドに設置された、顔を隠せるカバーのこと。
形としては、ベビーカーの日よけをイメージしてもらえるとわかりやすいかも。
「リラックス」シリーズの座席に設置されています。
ほかのバスでは見かけないものですから、「それって要るの?」「どんなときに使うの?」と、ちょっと疑問に思うかもしれません。
ここでは、動画と写真、そして口コミを交えてご紹介します!
【1】動画・写真で見るカノピー
カノピーは、座席のヘッド部分についています。
分かりやすく、リラックス≪NEW≫の座席に座って、カノピーを使ったときの目線で撮った動画をご覧ください。
完全に外からの視線をシャットアウト!
不思議な落ち着きがありました。
使わないときは、↓の写真のように、頭上に折りたたまれています。
カノピーを降ろして、下のほうから見上げてみると、顔回りがすっぽり入る大きさなのがわかります。
カノピーつき車両に乗った人の感想をtwitter等で探してみると、約8割は好評な模様。
多い意見をまとめてみました。
【2】「カノピーがあってよかった!」という声
・寝顔が隠せる!
・他の人の寝顔が見えないのもいい
・意外と深くかぶれる。周りの様子が気にならない
・アイマスク無しでも平気
・周りの光が入ってこない。隣の人のスマホとか
・昼行バスでも自分の周りだけ暗くできるから寝やすい
「寝顔が見られないから気楽」「暗くて寝やすい」、というのはやはり夜行バスでは大きな魅力です。
ディズニーから帰ってくる時は必ずリラックスのびのび9列に乗る。
カノピーがあると寝顔はもちろん、フェイスパックしても顔が隠れるから嬉しい(o^−^o)#カノピーと私 #WILLEREXPRESS pic.twitter.com/Hi0HI46sMH— りた (@rirarita) 2018年5月9日
今回ウィラー初めて利用したんだけど、4列シートながらこのシート凄く良かった。カノピー一瞬笑っちゃうんだけど、これあると結構落ち着く。レッグレストとフットレストがあるのも良かった。https://t.co/LmKTzIj5kQ
— †ヰタポ🌹No.0ネタバレ (@AdSchaft) 2017年6月5日
夜行バスでは、深夜は消灯していますが真っ暗ではありません。非常灯があり、自宅の感覚でいうと豆電球は点いているような感覚。
また、カーテンの隙間から、高速道路の電灯の光が入ってきてしまうことも。気になって寝付けない、という人は少なくありません。
また、最近は「前列の人が夜中にスマホを見ていて、画面の光が意外とまぶしい……」というケースをよく聞くようになりました。
(私も経験あります……)
このへんは一人ひとりのマナーの問題でもありますが、自衛できるに越したことはありません。
そして寝顔。「見られたくないー!」という声は、特に女性から多い印象です。
確かに、ガバーーッと口を開けて寝ていたら……と思うと、ちょっとイヤだなと思いますよね。(女性の場合、「すっっぴんの寝顔を見られるとか最悪……」という声も)
また、夜行バスには30名以上が乗っています。
よく考えると、この人数が一つの空間で一夜を過ごす、ってかなり特殊な状況。
いくら静かにしていても、みんな無意識に寝返りをうったり、咳払いしたりと、気配を感じてしまいます。
その点、カノピーがあると、”自分だけの空間”感があり、落ち着くのだとか。
福井行きカノピー号発進!!!
カゴが付いてて外界とシャットダウンできる٩(。•ω•。)و pic.twitter.com/D7fEjQrxG1— コザック🍊🌸 (@kozakku7) 2017年11月16日
【3】「カノピー、好きじゃない……」という口コミの理由は
おおむね好評な「カノピー」ですが、ちょっと特殊な設備だけあり、万人受けとまではいかないようです。
ネガティブ意見としては……
・頭がつっかえる。身長180cm以上あると要注意
・かぶると圧迫感が……
・他の人も使ったと思うとなんだか……
といったところ。
ネガティブ意見は、男性に多いようでした。
帰るー!
成田シャトル:芝山町役場→大崎駅(WILLER EXPRESS北信越長野1429)
初リラックス
やっぱ12列とはシートピッチ違う
快適
カノピーは実際に寝ないと分からないけど、圧迫感すごくて好きじゃない
4列だけどシート間仕切りの効果で、感覚的に独立4列って表現したい pic.twitter.com/x4TV8Pl8Ue— びだびだび@JGC修行2018 (@bidabidavi) 2016年10月31日
圧迫感は意見が分かれるところ。
実際に被ってみると、筆者(女性)は顔の前にコブシ2つ分くらいのスペースがありました。
見た目以上に広い、というのが感想です。
ただ、周りから遮断されるので、閉所が苦手な人には向かないかもしれません。
カノピーについて、少しはイメージしていただけたでしょうか。
高速バスファンの筆者としては、アリ・ナシでいえば「かなりアリ」。
夜行バスで、「周りの光や物音が気になって寝付けなかった」という経験をお持ちの方には、特におすすめです。「アイマスクは顔にくっついて、なんだか嫌。だけど眩しいのも……」という気持ちにフィットします。
WILLER EXPRESSの方に話を聞くと、お客さまからは「WILLERのアレ、いいよね」とよく言ってもらえるのだとか。高速バスユーザーのあいだでは、「WILLER=あのカノピー」というイメージが強い、ある意味象徴的なものといえます。
しゅっぱーつ‼️
今日のバスはカノピー付きだよ😃 pic.twitter.com/uPAAZN37HR— ちえ@モット❤︎ウィステリア (@KAKO_mirai73) 2017年9月23日
座席間カーテン付きバスも増えてきましたが、それらの場合、ちょっとお値段が上がってしまう傾向にあります。カノピー付バスは、そういったコストパフォーマンス面でもなかなか優秀。気になった方は、ぜひ一度体験してみてください!
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